老人ホームで孤独死

明石市の老人ホームで孤独死されたのは91歳の男性でした。24時間、職員が常駐する施設でなで、このような事件が起きてしまったのでしょうか。

男性は介護サービスを受けておらず、職員がケアする機会がなく発見が遅れてしまったとのこと。

ですが、 発見の約2週間前、家族に体調不良を訴えていて、家族は施設側に注意深く見守るように求めていたとのことですから、施設への非難は避けられません。本当に注意深く見守っていれば、もっと早く発見できたでしょうし、命をとりとめられた可能性だってあります。

スタッフは男性の体調が回復した様子を確認しており、一概にスタッフの怠慢を非難するわけにはいきません。また、忙しいさなか、スタッフのケアを必要とせず、自立したこの男性の様子を伺う機会がそもそも無かったことが大きな原因と一つと言えます。

 

老人ホームへの厚生省指導

この事件を受け、厚生労働省はすぐに各自治体に対し、

入居者が希望しなくても、毎日1回以上、安否確認を実施することが必要

との通知を出し、施設への指導の徹底を求めました。この指導の前から、当然のように毎日の安否確認を行っていた施設も当然あるでしょう。

今回、この事件によって厚生労働省は、 老人ホームが「住居」と「介護」を提供するだけでなく「見守り」も大きな役目であることを明確に示したと言えるでしょう。

 

 

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