ニキビケア 種類別

ニキビの成長段階別の対策は

白ニキビの対策

まずは、ニキビの初期段階である白ニキビの対策を紹介します。

白ニキビとは

白ニキビはニキビのもっとも初期の段階。コメドと呼ばれる皮脂や角栓が詰まった状態ですが、アクネ菌の増殖までには至ってないので、腫れも痛みも大きくありません。

プツと小さく膨れた状態で、あまり目立ちませんが群発することも多いのが特徴。コンシーラーで出来るだけ隠したい気持ちになりますが、ニキビを悪化させてしまうのでここが我慢のしどころです。

白ニキビが炎症して赤く腫れあがるのが赤ニキビ。形も大きく、赤色で目立つし腫れがひいても跡が残ったりとイイこと無しなので、白ニキビの内にケアして炎症させないことが大事です。

ちなみに、ニキビの先端が少し黄色味がかって白く膨れてあがった状態を白ニキビと勘違いしている人も多いようです。このニキビが成長して膨れ上がった状態は「黄ニキビ」と言われています。

白ニキビの原因

ニキビは大人になったら「吹き出物」と表現するのが一般的でしたが、最近はさらっと「大人ニキビ」と言われています。大人ニキビの場合は角質が柔軟性を失って毛穴を縮小させることで毛穴が詰りやすくなるのが白ニキビの原因。

一方、思春期ニキビは皮脂の過剰分泌が原因。
成長期特有のホルモンバランスの崩れで、男性ホルモンが優位となることから皮脂の分泌量が多くなります。一見、同じようですが「毛穴の出入口が原因」か、「詰まるものの量が原因」かの違いがあるんです。

白ニキビの治し方

触ったり、ベースメイクで隠したりすると悪化します。悪化させないためにはとにかく患部に触らないことが一番です。

炎症をおこさせず早く治すには、アクネ菌のエサとなる皮脂の分泌量を減らすこと。思春期であれば洗顔回数を増やして余分な皮脂を洗い落とすといいのですが、20歳すぎであれば、肌の乾燥が毛穴を詰まらせている場合があります。

過剰な洗顔は必要な皮脂まで取り除いてしまうので逆効果。洗顔回数は2回/日程度にして、刺激の少ない洗顔料でニキビを触らないようにするのが一番です。

ですが、実は白ニキビの段階なら、潰してしまうのが一番早く治す方法です。白ニキビは毛穴にコメドと呼ばれる角栓がつまった「だけ」状態。なのでこの段階なら詰った角栓を取り除くだけですぐに治る場合が殆ど。

医療機関へ行くと予防や炎症防止のためのお薬を処方されますが、治療となれば潰してしまうというやり方があります。単発の白ニキビで早く治したいなら、医療機関がやっぱりベストです。

ただし、群発しているニキビを全部潰すのは、医療機関ではやってくれない場合が多いです。。オススメしませんが、やり方を覚えて自分でコツコツ潰していくしかありません。

白ニキビのつぶし方

白ニキビはコメドプッシャーやアクネプッシャーと呼ばれる器具で角栓を押し出すのが一般的です。このやり方は黒ニキビの方が角栓が顔を出しているのでやりやすいです。白ニキビは角栓が表面に出ていないので針で潰すという方法をとります(ココがオススメしない理由)。

無理に押し出そうと強い力を掛けたり、爪や毛抜きで肌を傷つけてしまうとバイ菌が入って赤ニキビに発展したり、傷ついた肌が修復できずクレーター状のニキビ跡として残ってしまうこともあります。

自分で行う場合は針を使わずに蒸しタオルなどで毛穴をしっかり開いてから行うようにすればコメドプッシャーだけでも取りやすくなります。

すべてを完璧に取り去ろうとせずに、取りやすい角栓だけを取り除くようにするのがベスト。絶対に無理して肌を傷つけないようにしてください。

黄ニキビの治し方

最もニキビが発達した状態が黄ニキビ。ついつい潰してしまう人もいるでしょうが、多くの場合、肌に色素沈着やクレーター状の跡が残ってしまいます。

出来てしまっているから、今さら「スキンケアで予防」といってもはじまりません。出来てしまった黄ニキビは皮膚科から処方される抗菌薬がもっとも効果的。

かと言って「医者になんて行っていられない」というのもごもっとも。ニキビぐらいで、いちいち医者に通っていたら学校や仕事なんてしていられない。

ですが、
実はそれは勘違い。医者に通うのははじめだけ。欲しいのはお薬です。処方薬を多めに出してもらって、黄ニキビが出来た時に塗ればいい。

お薬には消費期限がありますから、長いこと保管したものを使うのはNGですがニキビが頻発するなら こんな方法が現実的ではないでしょうか。

最近は市販のお薬でも効果が高いものがありますから、市販薬で効果を実感できるなら そちらがいいかもしれませんね。ただ、市販薬では効果が実感出来ない方は皮膚科に通うのがおすすめです。

処方薬には市販では使えない有効成分が入っているので効果がでやすいです。これは医者の管理のもとに処方しているからできるんですよね。

なので、医者が管理していない保管した過去のお薬を使うのは本当はいけないことなので、黄ニキビが頻発する方は正直に先生に処方の仕方を相談されるといいと思います。