洗濯表示も変わり、今一度 洗濯方法のおさらいをしています。感染防止の洗濯方法など衣類だけじゃなく家族も守る洗濯方法を紹介します。
目次
洗濯マーク 基本の5つ
衣類に付いてる洗濯表示のタグ。意味はご存じですか。消費者庁でパンフレットを用意しています。
→新しい洗濯表示|消費者庁
洗濯マークは何度か変更されていますが、難しいことは さておき、まずは基本の5つを知っていれば大丈夫。
一番左が家庭で洗濯できるもの。まずはコレだけでも良いですね。アイロンはわかりやすい。
漂白や乾燥、クリーニンは文字が添えられないとなんのことかサッパリわかりません。
ですが、この漂白・乾燥・クリーニングの3つを覚えれば基本マークは完了です。覚えるまでは洗濯機にテプラでも貼ってしまうのもアリ。
△□○ならテプラやワープロでも打てますね。
セーターの洗濯方法
ドライマークが付いていても大丈夫。セーターだってクリーニングに出さなくても家庭で洗濯できる方法があるんです。
「水洗い不可」とか「ドライクリーニング」のマークが付いている衣類で家庭での洗濯にチャレンジ出来るのは綿、麻、ポリエステル素材のもの。逆にレーヨン、キュプラ、シルク、カシミア、革は何度が高いというか無理!!失敗したくなければクリーニングに出すのが無難です。
セーターを洗濯機で洗濯する方法
最近の洗濯機は家庭用でもかなり高性能ですよね。きっと「ソフト」とか「ドライコース」といった通常よりも優しい動きで洗う機能が付いています。おしゃれ着用の洗濯洗剤をつかって、この機能を活用しましょう。
コツは
・衣類の大きさに合ったネットに入れて洗うこと
・ネットは目の細かいものを使うこと
です。
ニット系は衣類同士がこすれると傷んでしまうので洗濯機の中で衣類が擦れないようにするのがポイントです。ですから、ネットは衣類に対して大きすぎてはダメ。衣類が暴れないように程度なサイズのものを使います。
「大きい場合は洗濯バサミで留めて小さくする」
というを見たことがありますが、バスタオル等でカサを増してネットの適して量にしてしまう方が簡単ですね。
洗濯機での洗濯はソフトを選んでも手洗いみたいに細かい調整はできないのでウール100%とかはやめた方がいいです。選択機能を利用したこの方法は、アクリルなどとの混合製品でお試しください。
ウール100%はホームクリーニングが難しい素材。大切な衣類や「絶対に失敗したくない」というものは、クリーニング店にお任せしましょう。
セーターを手洗いで洗濯する方法
特にお気に入りのニットは洗濯機では心配ですよね。手順はこんな感じです。
1.洗い桶と洗濯液を準備
手洗いは衣類が浸かる大きさの桶にぬるま湯(30度以下、洗濯表示に指定があればそれ以下の温度で)をはり、指定量のおしゃれ着用洗剤をいれます。
2.衣類を畳んでつける
衣類は畳んでから洗い桶につける。あまり小さくしすぎないたたみ方がいいです。
3.かるく押し洗い
つけ置きで済む汚れならできるだけ触らない。汚れは軽く押し洗いする程度。
洗濯液を繊維の間に行き渡らせるイメージで。
4.部分的なつまみ洗い
特に汚れが気になるところは部分的につまみ洗いします。
ぎゅ~っとやりすぎるとソコだけ伸びちゃったりするので「軽く」が基本。
5.すすぎは2回程度
押し洗いと同じ要領で、1分ぐらいのすすぎを2回ほどします。
洗剤が落ちればいいので、すすぎ前に脱水する必要はありません。
6.脱水はバスタオルを活用
バスタオルに形を整えた衣類をはさみます。特にゆるく編まれたニットはこれだけで十分。
洗濯機の脱水機能を利用する場合はこのままネットに入れて15秒程度。
7.平置き干しが基本
吊るすと重みに型くずれしてしまうので、平干します。
室内でも良いですが、日の当たるところはNG。陰干しが基本です。
結構たいへんですが、これでキレイに洗えたらクリーニング代が抑えられるしコマメに洗えて気持ちがいい♪
いきなりお気に入りでチャレンジせずに、一張羅の洗濯はお試し用の衣類で慣れてからにしてくださいね。
スーツを家庭で洗濯する方法
方法はこの2つ
- 洗濯機のドライコース
- 浸け置きしてから手洗い
いずれの場合もまずは色落ちチェック。洗剤の原液を目立たないところに付けて5分放置したら、ティッシュなどをあてても色移りしなければOK。
試すならスーツの内側、袖口とか、燕尾の部分とか。同じ生地のパンツがあればそちらでためすのもアリですね。
スーツを洗濯機で洗濯する方法
まずは、洗濯機のドライコースで洗濯する方法です。
スーツは折りたたんで洗濯ネットに入れます。ネットの中で衣類が動かないように折りたたんだスーツやパンツがぴったり入る大きさがベスト。
折りたたむ時は型くずれしないように、キレイに畳んでくださいね。特にスーツの肩の部分。途中で折れ曲がらないように丁寧にたたみましょう。
それではいよいよ洗濯機の中へ。コースはドライコース。
洗剤は「おしゃれ着用」などと呼ばれるエマールなどのドライコース用の洗剤を使います。
スタートボタンを押したら、しばらく洗濯機におまかせ♪
洗濯が終了しても乾燥はしていないので、ズッシリ重い。脱水も型くずれしないようにドライコースだとゆるめの脱水になっているんです。
洗濯ネットからだしたら、太めのハンガーに吊るして乾かします。細身のハンガーしか持っていない場合はタオルを巻いて太くするなんて方法があるそうですう。みなさん工夫していますねぇ。
乾いた後は手洗いと同じなので、続きはアイロンがけのコーナーで!
スーツを手洗いで洗濯する方法
これもセーターとやり方はほぼ同じ。
1.洗い桶と洗濯液を準備
手洗いはスーツが浸かる大きさの桶にぬるま湯(30度以下、洗濯表示に指定があればそれ以下の温度で)をはり、指定量のおしゃれ着用洗剤をいれます。
2.スーツを畳んでつける
スーツは畳んでから洗い桶につける。あまり小さくしすぎないたたみ方がいいです。
3.かるく押し洗い
つけ置きで済む汚れならできるだけ触らない。汚れは軽く押し洗いする程度。洗濯液を繊維の間に行き渡らせるイメージで。
4.押し洗いが済んだら15分ほど放置
洗剤が行き渡り汚れが浮くまで15分程放置します。そしたらスーツをひっくり返してもう一度軽く押し洗いをします。
5.すすぎは2回程度
押し洗いと同じ要領で、1分ぐらいのすすぎを2回ほどします。洗剤が落ちればいいので、すすぎ前に脱水する必要はありません。
6.脱水はバスタオルを活用
バスタオルに形を整えた衣類をはさみます。洗濯機の脱水機能を利用する場合は洗濯ネットに入れて15秒程度。
7.すぐに干す
水が終わったらすぐに干します。肩の型が崩れないように、太めのハンガーに吊るして乾かします。細身のハンガーしか持っていない場合はタオルを巻いて太くするといいですよ。
スーツのアイロンがけ
干し終わったスーツにアイロンがけをします。アイロンは低~中温であて布をして行います。強い力で押すと変なシワや線が入ってしまうのでアイロンの重みだけで滑らせるのがコツです。むしろ少し浮かせるぐらいが丁度いい。
あまり強い力で押すのではなく、少し浮かせるような感じでやるとうまくいきます。
肩のアイロンが特に難しいです。丸みを持たせるために、方に丸めたタオルを詰め込むとか工夫するといいですよ。神経質になってへんなシワ折り付けちゃうぐらいなら、肩の部分はそこそこでも良いです。
平らにアイロンがけが出来るところだけにして、肩はが上手く出来なければハンガーに吊るした状態でスチームを掛けてあげる。
あとは重さで自然と伸びるのを待ちます。
いかがでしたか。最初は失敗が恐いので最悪あきらめられるスーツで試して手順やコツを掴んでから本番にのぞみましょう。